転ばぬ先の杖 パソコンのバックアップ
- 吉田智司
- 2017年12月23日
- 読了時間: 4分
こんにちは デジタルライフコンシェルの吉田智司です。
年末の年賀状印刷などお忙しい中いかがお過ごしですか?
わたくしごとで恐縮ですが、先日パソコンが起動しなくなってしまいました。

セーフモードから修復を試みたり、HDDを外して他のPCに接続してみたり…。この辺を書くと長くなってしまうのでまたの機会に回しますが 、一番大事なことは
「そうなる前にバックアップを取る!」
ことです。
とは言え、本格的なバックアップは時間がかかるもの。今回は、手間暇の段階に応じたいくつかのバックアップの方法をご紹介します。
1.インストールするだけ。「クラウドストレージ」
自宅と仕事場のパソコンで同じ状態でファイルのやり取りができるように(また、スマホやタブレットでも見られるように)通常の保存場所として使っていたので、よく使う大事なファイルは消失を防げました。
無料版は容量の制限があります。Dropbox は2GB、や OneDrive は5GBです。
他にも同様のサービスがありますが、あまりたくさんに分散すると肝心のファイルを探すのに時間がかかったり、サービスが終了する心配もありますのでご注意です。
インターネットブラウザもChromeなどログインして使っていれば、ブックマークやパスワードも維持されます。

2.ファイルをコピーする
Windowsパソコンの場合おおよそ大事なフォルダは「ドキュメント」「ピクチャ」「ミュージック」「ビデオ」「デスクトップ」。あとは年賀状ソフトの住所録の保存場所ぐらいでしょうか。HDD内の別の場所にコピーしても私のようにHDDそのものが認識しなくなったらアウト。
ちゃんと外付けの媒体にコピーしましょう。容量が少ない場合はUSBメモリーでもいいですが、「外付けHDD」をおすすめします。

元フォルダは「ローカルディスク(C:)」→「ユーザー」→「Owner(などのユーザー名)」を順に開けば上記フォルダが見つかると思います。それを外付けHDDにコピーすればOK。
定期的にやりましょう。容量が増えてくると全部を上書きでコピーすると時間がかかるようになってきます。そんな時はフリーソフトの「FastCopy」がおすすめ。新しいファイルと更新されたファイルだけをコピーしてくれます。使い方をよく読んでから使ってください。
3.パソコンを丸ごとバックアップ
数時間の仕事になりますが、お正月休みなど時間があるときにお勧めしたいのがパソコンを丸ごとバックアップする方法。Windowsのシステム・Wordなどのアプリ・保存されているデータのすべてをバックアップします。
使用するソフトは「EaseUS Todo Backup」。個人使用目的のみ無料で使用できます。
リンク先よりダウンロードしてインストールします。途中の「個人データ保存先の選択」では外付けHDDに変更しましょう。

初回起動時は宣伝が出ますが「✖」で閉じて構いません(使ってみて気に入ったら買いましょう)。
まずは、「システムバックアップ」をクリックします。

”サイズ<空き容量” を確認して「実行」をクリックします。

パソコン全体のバックアップなので数時間かかります。完了までしばらく放置です。

完了すると「タスクが完了しました。」が表示されます。
次に起動用のディスクを作成します。「ツール」→「ブータブルディスクの作成」をクリックします。

パソコンにDVD-R(またはCD-R)をセットします。画面より「CD/DVD」を選択し【実行】をクリックします。

完了したらDVDを取り出しケースに入れて大切に保管しましよう。パソコンが起動しなくなった時、このDVDを使って「EaseUS Todo Backup」を起動してシステムを復元します。
私の場合、空いた時間を使いながらでしたが仕事ができる状態に戻すのに2日掛かりました。 いざ、起動しなくなってから「しまった!」ということがないように早めのバックアップをおすすめします。

デジタルライフ・コンシェルジュ 吉田智司 パソコン塾三郷教室(埼玉) HP:http://www.misatokyousitu.com
Renee Beccaというソフトも無料でバックアップできます。https://www.reneelab.jp/data-backup