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一眼カメラで星空を撮影してみよう!実践編2

2019-4-22

こんにちは デジタルライフ・コンシェルジュ 柴田 光昇です。


今回は星の軌跡撮影をご紹介していきます。

 

 


フィルムカメラの場合は複雑な露出計算によるバルブ撮影の1枚撮りで星の軌跡を撮影していましたが、デジタルでは一定時間の間連続撮影した複数枚の画像を明るい部分だけを一つの画面に合成し星の軌跡を作り出す「比較明合成」という手法が一般的となっています。

 

撮影した複数枚の画像はあとからパソコンを使いフリーの比較明合成ソフトで合成して仕上げます。
さっそく撮影方法から合成方法までみていきましょう。

 


★連続撮影方法


ある程度の軌跡を描くために必要な連続した星の画像は少なくても100枚ほどが必要となります。


よく「インターバルタイマー付きのレリーズが必要ですか?」
というご質問をいただきますが普通のレリーズがあれば大丈夫です。
連写モードにしてレリーズロックで撮影できます。


カメラの設定は点光源で撮影する時と同じです。

 F値はそのレンズの開放絞りを設定しておきます。
シャッタースピードも500秒ルールを使って設定します。
長秒時ノイズリダクションと高感度ノイズリダクションは
すべてOFFに設定しておきましょう。
(高感度ノイズが気になる方は高感度NRを弱に設定)
適正露出になるよう何枚か試写してISO感度を調整します。
ソフトフィルターは軌跡の線が太くなるので使いません。


適正露出になっているかどうかは撮影した画像のヒストグラムを表示して確認することができます。
星の写真ではヒストグラムの山が左からおよそ1/4あたりに来ていれば適正露出と判断できます。

 

 

 
連写設定は高速から低速まで設定がありますが
軌跡のコマ落ちを少なくするため高速に設定します。

 

 


ピントを合わせたら画角の中心に北極星が入るように
カメラの向きを調整しておきます。

 

 


風景が入るように構図をとるといいです。
軌跡は星野写真よりも星景写真のほうがおススメです。


あとはレリーズを押しながらスライドさせて
レリーズロックします。

 

 


約15分~60分程そのまま放置しておけば自動的に
複数枚の連続撮影が完了します。
連続撮影を終了する際はレリーズロックを解除します。

 

 

 


★比較明合成の方法


比較明合成(コンポジット)とは…
複数枚の写真を比較して明るい部分だけを合成することです。
デジタルカメラでは星の軌跡写真だけでなく
花火の写真やホタルの光跡写真でもよく使われます。


比較明合成をする場合は比較明合成ソフトを使用します。
色んな比較明合成ソフトが公開されていますが
以下3つのフリーソフトがよく使われています。

 

 

  • SiriusComp(シリウスコンプ)日本製

  • KikuchiMagick(キクチマジック)日本製

  • StarStaX(スタースタックス)海外製

 


「SiriusComp」や「KikuchiMagick」はWindowsソフトです。
今回はWindowsとMacでも使える「StarStaX」を紹介します。


StarStaX Download リンク
https://www.markus-enzweiler.de/StarStaX/StarStaX.html#download

 


1.StarStaXをインストールして起動させます。

 

 


  各操作ボタンの役割

 


2.比較明合成を行うための画像をすべて選択します。

 

 


3.選択した画像をDrop Image Hereにドラッグ&ドロップします。
  (Open Imagesボタンからファイル指定でも可)

 

 


4.Start Processingボタンを押して比較明合成します。

 

 


5.比較明合成中は左下に緑のバーで進行状況が表示されます。
  Blending - Lighten の表示が消えるとOutput Imageが表示され合成終了です。

 

 


6.合成が終わったらSave Asボタンを押して名前を付けて保存します。

 

 

 


北にある北極星を中心にする星の軌跡が一般的ですが
東や西、南など合わせる方向によって軌跡の形状が変わります。

 

 
※画像は西の方角左下の星は時計回り、右上の星は反時計回り

 


StarStaXには彗星のような尾で軌跡を描く「Comet Mode」や
A3ノビのように大きく伸ばしてプリントする際に目立つ
光跡間のギャップを目立たないよう補間する
「Gap Filling」という機能もあります。
通常は初期設定のLighten Modeで充分です。

 

 
※画像はComet Mode

 

 

基本を押さえてレリーズロック連射すれば
あとは合成ソフトを使って簡単に星の軌跡写真を
作りあげることができます。

 

 

デジタルライフ・コンシェルジュ 柴田 光昇
パソコンじゅく高森教室(長野)
教室HP http://www.pasokonjuku.com/

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