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  • 吉田智司

Googleフォト無制限終了への対策!

こんにちは、デジタルライフコンシェルジュの吉田智司です。



恐れていたことが起こりましたね。

「Googleフォトの容量無制限無料バックアップ、2021年5月末で終了」


簡単にまとめると

  • Googleフォトはスマホ・パソコンなどの写真や動画を容量無制限・無料で保存できるサービス。

  • 2021年6月から無料は15GBまで。GmailやGoogleドライブの容量を含む。

  • 2021年5月までに保存したものは容量を超えても削除されない。ただしGoogleフォトへのアクセスが2年以上無い場合は削除される可能性がある。


さすがにネット上では蜂の巣をつついたような騒ぎです。

そりゃそうで、Windows・Mac・iOS・Android すべてのプラットフォームから使えて無料・無制限で写真・動画をクラウド上に預かってくれるサービスは他には無く、特にスマホからの利便性は高く、どの機種に変更してもアプリを入れて同じGmailでログインすればすべての写真と動画がすぐに再生できます。


しかしこれは無料サービスの宿命で、以前MicrosoftのOffice(WordやExcel)が2003の頃

「クリップアート」と言って編集ファイル上に入れる写真やイラストが著作権を気にせず使い放題でした。

しかし企業ですからコストが合わないとサービスを終了せざるを得なく、それが無料の場合誰も文句は言えません。

GoogleフォトもAIの画像認識の精度向上に大きく貢献したのでしょう。その役割がほぼ終えたと思われます。




さて、まだ半年以上あるとは言え、6月以降どうしましょう。

切りよく2020年までの写真・動画は以降も「Googleフォト」で見るとして、2021年からの写真・動画のバックアップを考えてみます。




【対策1】Googleフォトを有料版にする

Googleが一番望む方法がこれです。

Google One」(有料プラン)に切り替えれば何も設定を変えることなく今までサービスがフルに受けられます。

料金は月額250円からありますが、容量が100GBでは今のスマホ環境では連写・タイムラプス・HD動画などですぐに使い切ってしまいそうです。

実用的には年払13,000円の2TBでしょうか。



【対策2】Amazonフォトに乗り換える

Amazonプライム会員(月額500円:配送料無料や特定の映画や音楽の聴き放題サービスがあったりコスパの良い会員サービスです)ならすぐに使えるサービスに「Amazonフォト」があります。


写真は無圧縮・無制限に保存できるのは優れていますが、動画は5GBまで。

「写真は撮るけど動画は撮らない」とは考えにくいので有料プランにするとGoogleフォトよりコスパが悪くなってしまいます。



【対策3】iCloudの乗り換える

Mac・iPhone・iPadとすべてApple製品で固めているなら「iCloud(アイクラウド)」が良いかもしれません。

MacはもちろんWindows用のiCloudアプリを使えばスマホの写真・動画をパソコンにバックアップできるので容量を気にする必要がありません。

有料プランもありiPhone・iPadを丸ごとバックアップできるのもメリット。

ただし少しでもAndroidスマホを使う可能性がある場合はNG。他の選択肢を探しましょう。



【対策4】OneDriveに乗り換える

Office365を使っている方なら1TBの大容量のクラウドサービスが標準装備してあります。

もちろんスマホの写真や動画を自動バックアップのサービスもあるのでこれを使う手もあります。



【対策5】「おもいでばこ」や自宅サーバーを立てる

最後にクラウドには頼らず、自宅で写真・動画を管理する方法のご紹介です。

BUFFALO(バッファロー)社のデジタルフォトアルバム「おもいでばこ

Wi-Fiで写真や動画を転送できるフォトストレージでテレビに繋いでみることができます。表示も年月で整理されるので使い勝手もよく考えられています。

それぞれのスマホに入った家族の写真を一緒に管理するなら最適かもしれません。

弱点は外からアクセスできないので出先から見ることはできません。


そんな場合はNASと呼ばれるネットワークHDDという選択肢もあります。


パソコンのデータのバックアップからテレビの録画をスマホで見たり、写真や動画のバックアップを外で見たりとクラウドと同じ環境が作れます。

火事にならない限り最強です。


 

思いつくままにあげてみました。

「Googleフォト」は写真や動画のバックアップだけでなく「花」「青」などキーワード検索や顔検索、アルバムの共有などの使い勝手を含めると、いかに最強だったか解ります。


スマホを軸に考えると

  • iPhone・iPadがメインなら本体のバックアップもできる「iCloud」の有料プランでしょうか。Googleフォトと同じ2TBで月額1,300円です。

  • Androidスマホなら「Google One」でしょうか。使い勝手の良いGoogleフォトがそのまま使えます。

  • スキルのある人はパソコンのバックアップも考えてNASの導入もありでしょう。

こんな感じでしょうか。


いずれにしても来年の6月まではまだあります。

他のサービスが「Googleフォト」対策をしてくる可能性もあるので、急ぐことは無いと思います。


 

デジタルライフ・コンシェルジュ 吉田智司

パソコン塾三郷教室(埼玉)

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