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  • 吉田智司

ダブルレンズのスマホは何が違うの?

こんにちは、デジタルライフ・コンシェルジュの吉田智司です。

カシオが一般販売用のデジカメから撤退するそうです。

1994年に発売された「QV-10」は衝撃でした。

この頃はカメラと言えば使い捨てカメラの「写ルンです」が全盛期。

手軽には撮れるものの、写真を見るには街のDPE屋さんに朝出して、夕方L版プリントにて戻ってくる写真を見ていました。

それがこの「QV-10」では撮ったその場で見られるだけじゃなく、カメラ部分が反転するため、なんなら液晶を見ながら自撮りができる。今では当たり前の試行錯誤しながら撮影する楽しみ方がこの機種から始まりました。

そんなコンパクトデジカメ(コンデジ)も最近はすっかりスマートフォンに置き換わってしまいました。

ガラケーの頃は「画質が優位」「ズームができる」など携帯電話とは別にコンデジを持ち歩く人もけっこういましたが、スマートフォンになり「高画質化」「高画素化によるデジタルズーム」による対応。

さらに、「すぐにSNSで共有できる」「GPSで撮った場所がわかる」などの利便性により、一気にコンデジの存在感が無くなってしまいました。

スマートフォンの高画質化は留まるところを知らず、最近ではこんな写真も撮れます。

背景のぼけた写真。

写真の主役を引き立たせることができる背景のぼけた写真は、光学的に面積の大きなCCDやCMOSでしかできませんでした。

そのために大きな一眼カメラを持ち歩き撮影していたのですが、これを可能にしたのが最近のダブルレンズ・スマートフォンです。

光学的にできなかったことを2つのレンズの視差を利用して疑似的に背景ぼけを作れるようになったのです。

最近ではいくつかの機種がダブルレンズを採用し、それぞれに違いがあります。

たとえばスマートフォンで普通に撮ると背景の文字までクッキリ写ります。

「HUAWEI(ファーウェイ) P9」の場合

背景がぼかせます。

「iPhone 8 Plus」の場合

背景がぼけて画角が狭くなります。

iPhoneのダブルレンズは望遠+広角のレンズのため、背景をぼかすには「ポートレート」モードに切り替えて望遠側で撮影します。画角は狭くなりますが「パース」(いわゆる鼻デカ写真)が無くなるので文字通りポートレートに向いています(自撮り側で使えないのが残念)。

HUAWEIの場合は付属のアプリを使うことで、撮影後に

・ピント位置の変更

・絞りの変更

ができます。

例えば背景がぼかせる「ワイドアパーチャ」モードで撮影した写真を付属のギャラリーで操作すると、タップした場所でピントの位置と深さの調整ができます。

奥の椅子をタップするとピントが奥に。

絞りのスライダーをドラッグするとピントの深さ(範囲)も変えられます。

これが撮影後の写真でできてしまうので、撮った後にフィルターと合わせて好みの写真に仕上げてSNSにアップも簡単ですね。

余計な背景がぼかせるダブルレンズの効果が徐々に広がり、いろいろ機種が増えてきました。

次にスマホを買い替える場合は、一度検討することをおススメします。

 

デジタルライフ・コンシェルジュ 吉田智司

パソコン塾三郷教室(埼玉)

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