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  • 西千草

GIMPで作ろう♪手書きイラストをブラシに登録

こんにちは デジタルライフ・コンシェルジュの西千草です

前回は手書きで書いたイラストをスキャンしてデータ化してみました。

今回はそのデータを使用してGIMPブラシとして登録してみようと思います。そうすることでスタンプのようにポンポンと押して楽しく使えます★

まずは前回の復習を兼ねて…

手書きのイラストをスキャンして線画としてデータ化しよう

【準備】手書きイラストは黒マジックで出来るだけ隙間がないようにクッキリ描いておきます。

① 手書きのイラストをスキャンしてデータ化 <スキャン画像>

② スキャンしてデータ化した画像をGIMPで読み込む レイヤー名は「背景」となります。

③ 新しいレイヤー(透明)を追加  レイヤー名はここでは「線画」とします。

④ 背景レイヤーよりツールボックス 「色域を選択」を使用して黒色(線画)を選択(その際、しきい値を調整し黒色がむらのないよう選択されている状態にします)

選択されたらメニューバー「選択」-「選択範囲を拡大」にて数値を「1」~「2」にして今よりもひと回り大きな選択範囲を設定します。

⑤ ③で追加したレイヤー「線画」をアクティブにし、描画色を「黒」にして選択範囲を塗り潰します。

⑥ レイヤー「背景」を削除します。

⑦ 今回はブラシ登録用として画像のサイズは幅200ピクセルくらいあればいいので、画像サイズが大きすぎる場合は<画像>-<画像の拡大・縮小>にて調整しておきます。

その後ファイル名「ちょこ助線画1」として画像をエクスポート、ファイル形式「PNG」で保存しておきます。 同様にして「ちょこ助線画2」も作ってみました。 

ここからが今回のメイン!GIMPオリジナルブラシとして登録してみます。

GIMPオリジナルブラシを作成しよう!

①<ファイル>-<新しい画像>より以下のように設定します。

② 設定した白紙のキャンバスを今後も使用する可能性があるのでテンプレートとして保存しておきます。  <ファイル>-<テンプレートとして保存> テンプレート名:「ブラシ作成用」

③ アルファチャンネルの追加をします。 テンプレート「ブラシ作成用」を開きます。

<フィルタ>-<透明部分>-<アルファチャンネルを追加>をクリックします。 アルファチャンネルとは、画像の特定の領域に対して編集、分離、保護などの操作を行うときに、画像の一部を保護する「マスク」として使用できる新規チャンネルのことをいいます。背景を透過するときには設定が必要になります。

④ 事前に用意したファイル「ちょこ助線画1」をレイヤーとして開き、背景レイヤーに合わせてサイズと位置の調整をします。その後<レイヤー>-<レイヤーをキャンパスに合わせる>をクリックします。

⑤ <レイヤー>-<下のレイヤーと統合>をクリックします  レイヤーがひとつ「背景」のみになりました。

⑥ ブラシを保存 <ファイル>-<名前を付けてエクスポート>より フォルダを「C:\Users\ユーザー名\.gimp-2.8\brushes」指定して、 ファイル名を半角英数字で入力し、「エクスポート」をクリックします。 (ここでは名前「chocosuke1.gih」としました。) 注!拡張子gihは半角で手入力します。

その後、表示される以下の画面で、間隔を「100」にし「エクスポート」します。

ここでの間隔とは、ブラシをドラックしながら連続して使用する場合の間隔です。あとからでもブラシダイアログにて調整できます。

⑦ 画面右下のブラシダイアログより「ブラシを再読み込み」をクリックし反映させます。 (ブラシダイアログは通常画面右下に表示されていますが、表示されていない場合は<ブラシ>-<ドッキング可能なダイアログ>より「ブラシ」をクリックします)

同様に「ちょこ助線画2」もブラシとして保存します。

⑧確認してみましょう GIMPを起動し、新規作成より以下サイズにします。

ツールボックスより「ブラシ」を選択し、描画色を指定し(ここでは「青」)登録したブラシ「chocosuke1」をクリックします。

サイズを調整し、キャンパスにポチっと押してみます。

他にも色やサイズを変えてポチポチって押したり、ドラックすることで連続スタンプも楽しいです。 (間隔「100」で作成していますが、間隔の調整が必要な場合は、ブラシダイアログより間隔の調整ができます。)

またポチって押したあと、このように着色しても可愛いです♪ 自分だけのオリジナルブラシを登録して楽しんでみてください。

 

デジタルライフ・コンシェルジュ 西 千草 ホームコンじゅく瀬戸赤重教室(愛知) http://happyhours.jp

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