iPhone HEICの写真をJPGに一括変換
こんにちは、デジタルライフ・コンシェルジュの吉田智司です。
「先生、iPhoneで撮った写真がパソコンで見られません!」
iPhone8 以降のカメラで撮影した写真をWindowsパソコンで取り込むと、そのままでは見ることができません。
写真の保存形式が今までのJPEG(拡張子が「jpg」)からHEIF(拡張子が「heic」)が標準形式に変更されたからです。
HEIFフォーマットは、画像の劣化が少なくJPEGの約半分のデータ容量などメリットが大きい反面、新しいフォーマットのため汎用性が低いのがデメリットです。
Macで取り込む場合はJPEGに変換されますが、Windowsパソコンで管理する場合はiPhoneの設定でJPEGで保存することをおススメします。
「設定」>「カメラ」>「フォーマット」>「互換性優先」
これでJPEG形式で保存されるようになります。
それでは既にHEIC形式で撮ってしまった写真はどうしましょうか?
Windowsのフォトで開くと「Microsoft Store でコーデックをダウンロードします。」とリンクがあります。
ここをクリックすると「HEVC ビデオ拡張機能」のアプリが表示されますが「¥120」と有料のようです。
Googleフォトにアップロードすれば見ることはできますが変換はしてくれないのでダウンロードしてもHEICのままでした。
そんな時にまとめてHEICをJPGに変換するフリーソフトがありました。
「無料ダウンロード」をクリックするとMac版とPC版のダウンロードが表示されます。
Windowsの場合は「PC版ダウンロード」をクリックします。
ダウンロードしたファイルを起動して「Next」>「Next」>(Create a desktop shotcat はチェック)「Next」>「Install」>「Finish」でインストールされて起動します。
デスクトップにアイコンが表示され「iMazing HEIC Converter」の画面が表示されます。
使い方はHEIC形式の写真を選択しドラッグして重ねます。
写真のサムネイルの一覧が表示されます。
保存形式は「JPEG」と「PNG」が選択できます。
「Keep EXIF data」は撮影情報を保存したいときはチェックを入れます。
JPEGの場合「Quality」は「95」前後でいいでしょう。
設定を確認したら「Convert」をクリックします。
変換が始まります。変換時間は100枚で4分ほどかかりました(PCスペックに依存します)。
「Conversion Successfull」が表示されたら完了。「OK」をクリックします。
変換されたフォルダを開くと写真が表示されます。
これでHEICで撮った写真もまとめてJPGにできました。
ぜひ、使ってみてくださいね。
デジタルライフ・コンシェルジュ 吉田智司
パソコン塾三郷教室(埼玉)
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