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  • 柴田光昇

写真をアニメーションフォトにしてみよう!

こんにちは デジタルライフ・コンシェルジュ 柴田 光昇です。


自分で撮影した写真をアニメーションのように動かすことができたら素敵ですよね。実はスマホで簡単にアニメーション効果をつけて動画風にできるアプリがあるんです。それが『Pixaloop(ピクサループ)』です。ただし、iOS 11.0以降、Android 7.1以上の環境が必要になります。

(この記事ではiPhone版を使って紹介)




無料版「Pixaloop」と有料版の「Pixaloop Pro」があります。無料版でもある程度のアニメーション効果をつけれらますが、Pro版の方が沢山のアニメーション効果をつけた動画の書き出しができます。私は12か月のサブスクリプションに登録して使っています。



アプリを入れて最初に起動させるとPro版の案内画面がでてきますが無料版で使い続けたい場合は左上の×閉じるボタンをタップします。



起動直後の画面左上には紹介画面を表示させたり、編集を開始するプロジェクト、ヘルプ画面を呼び出す3つのボタンがあります。新規に画像編集したい場合はまず「プロジェクト」をタップします。続いて「新規プロジェクト」をタップすると画像の選択画面になりますので編集したい画像をタップします。



メインの編集画面は下の方に編集ツールが並びます。



編集ツールのメニューは「エレメント」「オーバーレイ」「3Dモーション」「エフェクト」「空」「ウォーター」「動画化」「調整」といったボタンがあります。

最後の調整は画像の明るさ、コントラスト、彩度、温度(WB)の調整となります。



調整以外のメニュー項目はその編集メニューを使用時に左上にあるヘルプボタンをタップすればわかりやすいヘルプ動画で使い方が確認できるようになっています。



ここでは千畳敷カールから撮影した甲斐駒ヶ岳の画像を使って実際にアニメーション効果をつけて雲を動かしていきます。まずは「動画化」をタップします。



「パス」をタップし、画像の中で動かしたい雲の部分に沿ってパスを描きます。



アニメーション効果を確認するために「▷」再生をタップすると雲が動いているのがわかりますが、このままでは山まで一緒に動いてしまいます。



動かしたくない山の部分を固定するため、「固定」をタップして固定したい部分を指で塗り潰していきます。固定部分の範囲が雲にかかった場合は「消しゴム」をタップしてはみ出した部分を消します。「▷」再生をタップして確認します。アニメーション効果がうまくついていれば右上にある「書き出す」をタップします。



ビデオ、Live壁紙、GIF、Instagram用に動画のスタイルを選択できるようになっています。アスペクト比や再生時間、動画品質もクオリティから選択できます。※無料版ではクオリティが「1080p」固定になっています。



きれいなアニメーション効果で雲が流れているようにみえます。



星の軌跡なども動かせます。先の甲斐駒ヶ岳の画像よりも山際と軌跡の境目がシビアな写真は境界に「イカリ」を置いていくと動かしたい部分と固定したい部分が綺麗にわかれます。



タイムラプス動画のように軌跡が動いているようにみえます。



先日撮影してきた駒ヶ池からの千畳敷カールの星景写真。駒ヶ岳から流れ込む澄んだ清流が水鏡となって夜空の星々がシンメトリーに写りこんでいる写真ですが「Pixaloop Pro」を使えば水面を動かしたり流れ星を流したり、オーロラを出したりすることもできます。



水面にアニメーション効果をつけるには編集ツールのメニューからウォーターをタップします。9種類の効果から好きな効果をタップして選択します。



流れ星のアニメーション効果をつけたい場合は編集ツールのメニューからエレメントをタップします。流れ星の項目から好きな流れ星効果をタップして選択します。枠で囲まれた流れ星(エレメント)の大きさや角度、位置などを調整します。エレメントを複数いれられるのはPro版のみとなります。ここでは2つの流れ星エレメントを入れてあります。



水鏡に写った星空がゆらゆらと揺れ、星空にはシューティングスターが流れる幻想的なアニメーションフォトに仕上がります。



星空のかわりにオーロラをつけてみます。編集ツールのメニューから「空」をタップします。「踊るオーロラ」から好きな効果をタップします。そのままではオーロラの効果で星空が置き換えられて消えてしまうので、タップした効果ボタンの…をさらにタップします。効果の調整ができるスライダーバーが表示されるので「不透明度」をタップします。スライダーバーで100の値を小さくすると元画像の星空が見えてきます。



実際に中央アルプスにはオーロラが出ることはありませんが、こんな非現実的な効果も簡単につけることができます。



先日、駒ヶ池からオリオン座流星群を狙ったのですが残念ながらカメラに収めることができませんでした。しかし「Pixaloop Pro」を使えばオリオン座流星群のようなアニメーションフォトに仕上げることができます。



晴天の千畳敷カールで撮影したスマホの自撮り画像も…



「空」から夜空を選択し、鹿のエレメントを付ければご覧の通り。満天の星空が広がる千畳敷カールで鹿と記念撮影しているアニメーションフォトに早変わりです。



王冠マークのついている有料プランの効果はプレビュー再生で確認することはできますが動画として書き出すことができません。だったら画面収録すればいいのでは?と、これを画面収録しようとすると空から宇宙人がやってきてPro(有料プラン)の購入を優しくすすめられます(笑) サブスクリプション登録は月額192円ですからコストパフォーマンスは高いです。その効果に見合うだけの価値は充分にあります。


「Pixaloop」のアプリをダウンロードすれば、お気に入りの写真に素敵な効果をつけて簡単にアニメーションフォトとして仕上げることができます。楽しいですよっ!



 

デジタルライフ・コンシェルジュ

柴田 光昇

パソコンじゅく高森教室(長野)

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