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  • 柴田光昇

スマホで天の川を撮影してみよう!

こんにちは デジタルライフ・コンシェルジュ 柴田 光昇です。

夜空に耀く星々をみていると宇宙の浪漫を感じますよね。

冬は空気が冷たくなりますがその分天空に

綺麗な星空が広がる季節でもあります。

空気が冷たいと空気中の水分が少なく

空気の密度が一定で透明度も高くなります。

また日照時間が短いので深夜になると

太陽の残照が少なくより暗くなります。

さらに冬は夜空に上がる一等星の数が7個と

四季を通して一番多いため星空観察に適しているのです。

下の写真は自宅から見上げた初冬の天の川の写真です。

ほぼ真ん中にカシオペア座を入れて撮影してありますが

一眼カメラで撮影するとアンドロメダ銀河まで写ります。

真ん中より少し左上に光るオレンジ色の星ミラクの下の方に

円盤状のアンドロメダ銀河が写っていますよね!

こんなふうに天の川の写っている星景写真ですが

撮像素子のサイズが小さいスマホでは高感度特性が低く

通常では天の川を写すことは難しいですよね。

しかし、高感度に強いスマホであれば天の川を写すことができるんです!

早速おすすめモデルと手順をご紹介していきますね。

まず高感度特性に優れたモデルですがファーウェイの

ダブルレンズ搭載機(Android)がおすすめです。

honorシリーズやPシリーズなどになります。

カラーとモノクロの二つのセンサーを使うことで

暗部でもノイズの少ない星景写真が撮影できます。

また天体撮影用の冷却CCD等では普通に使用されている

『ピクセルビニング』という技術を使うことでも

高感度ノイズをかなり抑えこんでいます。

ビニングとは、撮像素子で隣り合う素子の

いくつかをひとまとめに扱うことにより

1ピクセルあたりの受光面積を仮想的に大きくし

撮影時の感度を上げる技術です。

撮像素子の感度は、1ピクセルあたりの 受光面積に比例するので

例えば 隣接する縦横2つずつの計4ピクセルを 1ピクセルとして扱えば

受光面積が大きくなり感度特性を大幅に上昇させることができます。

続いて撮影の手順です。

以前投稿した星の軌跡写真の記事に関連しますが

今回もファーウェイの標準カメラアプリを使います。

カメラアプリを起動させたあと、画面左側から 右方向にスワイプして

モード画面を表示させます。

ファーウェイの標準カメラアプリにはプロ写真という

マニュアル設定で撮影できる モードが搭載されています。

プロ写真モードでISO3200 シャッタースピード30sec

ホワイトバランスを電球モードに設定します。

暗いのでF値は自動的に開放値F2.2に設定されます。

フォーカスはマニュアルフォーカスで遠景に固定します。

これも以前に投稿した星の軌跡写真の記事と同じですが

スマホをスマホホルダーに取り付けてから三脚に固定し

音量調整付きイヤホンをイヤホンジャックに差込み

天の川の流れている方向にカメラを向けます。

『星座表』やVixenの『Nebula Book』などの アプリを使うと

天の川の位置が把握しやすいです。

カメラの設定が出来たら音量調整付きイヤホンの

音量ボタンをレリーズ代わりにして撮影すると…

なんと…北十字の白鳥座からカシオペア座に流れる

天の川がスマホでも撮れてしまうのです!

(撮影後画像加工アプリで補正)

ファーウェイのダブルレンズ搭載機をお持ちの方で

光害の少ない星空が綺麗に見える場所をみつけたら

ぜひ、天の川を撮影してみて下さい。

一眼カメラに比べると星の色や 天の川の色は薄いのですが

それでもスマホで ここまで手軽に星景写真が撮れるのは

嬉しいですよね~♪

 
 

デジタルライフ・コンシェルジュ 柴田 光昇

パソコンじゅく高森教室 教室

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