今週のピックアップ 最新画像フォーマット
- パソプラ編集部
- 2018年11月17日
- 読了時間: 2分
こんにちは、パソプラ編集部です。
今週の記事でホームページやブログの記事に使う写真はPNGとJPGを使い分けましょうという内容の記事がありました。
パソコン等、デジタル画像の汎用フォーマットは、写真は「JPG」・イラストは「PNG」(以前はGIF)が長年の主流でした。
しかし、4Kモニターやスマホ画面の高解像度化などで取り扱う画像も大きいサイズの必要性が高まるにつれて、より高圧縮な画像のニーズが高まってきているそうです。
今後、普及するであろう2つの画像フォーマット「HEIF」と「WEBP」を紹介します。

● アップルが全面採用の「HEIF(ヒーフ)」
iPhone7からiOS 11でカメラ撮影すると、保存される画像フォーマットがこれまでのJPGからHEIFに変更されました(設定でJPGに変更可)。
HEIFはJPGと比べ、同画質なら高圧縮(ファイルサイズを小さく)できるほか、PNGの様に背景を透明にすることができたり、GIFにしかできなかったアニメーション画像が作成できるなど高画質・高圧縮・高機能と優秀な画像フォーマットです。MacやiPhoneなどアップル社では積極的に採用されています。 ただしライセンス料の問題か対応しているアプリが少なく、アップル製品以外での取り扱いはまだ少ないようです。
●グーグルが作ったオープン画像「WEBP(ウェッピー)」
米Google社が誰でも使える画像フォーマットして作られたのが「WEBP」。
特徴も「HEIF」とほぼ同じで「高圧縮」「背景透過」「アニメーション」に対応。
このWIXのブログでも写真が自動的にWEBPに変換されています。
WindowsパソコンでChromeブラウザを使ってこの記事の写真を右クリックして、「名前を付けて画像を保存」するとWEBP形式で保存されます。
ただし、MacやiPhoneなどのアップル製品では現時点では対応していません。
「HEIF」と「WEBP」のブラウザ採用率チェック
Windowsパソコンを使って代表的なブラウザにて、現時点で画像が表示されるかテストしてみましょう。
次のサイトを使うと画像をそれぞれの形式に変換したものを表示してくれます。
リンク先にてそれぞれのファイルサイズや画質の違いが確認できます。
一定期間以降、画像が表示されなくなる場合があります。「Upload an image:」から手元のJPG画像をアップロードすれば、ご自身の画像でチェックできます。
このリンクをコピーして主なブラウザで表示してみた結果
Windowsパソコン・Chromeブラウザだけが、HEIF・JPG・WEBPのすべての画像が表示されました。
高機能な画像フォーマットの「HEIF」と「WEBP」ですが、広く普及するにはもう少し時間がかかりそうです。

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