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一眼カメラで星空を軌跡撮影!PENTAX編

2019-6-09

こんにちは デジタルライフ・コンシェルジュ 柴田 光昇です。

 

今回は私も使っているPENTAXの一眼カメラに搭載されている比較明合成機能を使った軌跡撮影の方法をご紹介します。

 

 


通常のカメラで軌跡写真を撮る場合は、

1. 連写して複数枚の写真を撮影

2. 比較明合成ソフトを使い合成して仕上げる

方法が一般的です。

 

 

PENTAX一眼には「インターバル合成」という機能が搭載されている機種があります。
「インターバル合成」の比較明機能を使用すれば、撮影した写真を自動的に比較明合成してくれるので撮影終了時には軌跡写真が出来上がっています。

 

 

カメラの設定は星空を点光源で撮影する設定と基本は同じです。
ただし、軌跡写真ではソフトフィルターは装着しません。

 

 

 

PENTAX機の以下補正機能は全てオフにしておきます。

  • ハイライト補正

  • シャドー補正

  • ディストーション補正

  • 倍率色収差補正

※インターバル合成時に補正が入ると処理時間の増加や星像の位置が一致せず綺麗な軌跡が描けないことがあります。

 

 

次にドライブモードだけをインターバル合成に変更します。

 

 

K3・K3Ⅱ設定画面

 

 

各項目の設定は以下の通りです。

  • 合成方法:比較明

  • 撮影間隔:シャッタースピード+処理時間

  • 途中保存:チェック
    (チェックを入れると一枚一枚の合成写真をその都度保存します。)

  • 撮影回数の設定:100枚以上

  • 開始トリガー:即時

 

 

K3・K3Ⅱ設定画面

 

 

ここで気を付けていただきたいのは「撮影間隔」です。
「撮影間隔」という言葉は人によっては
"露光が終わってから次の露光へ移るまでの待機時間"

だと思われる方も多いのですが、PENTAX一眼の比較明合成の撮影間隔とは

”露出時間+記録時間(処理時間)の合計時間”

となります。

 

PENTAX K3Ⅱまでの取扱説明書には詳しく書かれていませんが、この部分において誤解される方が多かったのかPENTAX KPの取扱説明書にはこう書いてあります。

 

~以下PENTAX KPマニュアル(取扱説明書)より引用
「撮影間隔」で設定した間隔で2回目以降の露光が開始されます。
「撮影間隔」よりもシャッター速度が長い場合は、
途中の撮影がスキップされます。
たとえば「撮影間隔」が2秒でシャッター速度が3秒の場合、
2回目(撮影開始から2秒後)は1回目の露光中のため撮影されず、
結果的に指定した撮影回数のコマ数を撮影せずに終了します。

~ここまで引用

 

 

例えば13秒のシャッタースピードで比較明合成したい場合は

"13秒+2秒(処理時間)=15秒"

で撮影間隔を設定しないと上手く連続撮影できないということになります。

 

 


処理時間はシャッタースピードによって変わってきます。
私の経験上では

10秒以下なら+1秒

20秒以下なら+2秒
30秒以下なら+3秒

それ以上は+4~5秒で設定してます。
※処理時間を短くしたいので私は20秒以上はほとんど使いません。

 

 

K-1を含めてそれ以降に発売されたKP・K70については、この部分でわかりやすいように改良が加えられています。

 

~以下PENTAX KPマニュアル(取扱説明書)より引用
C2メニュー「11インターバル撮影の動作」で「撮影待機時間」に設定すると、
各コマの撮影が終了してから指定した間隔で撮影ができます。
~ここまで引用

 

 

この機能を使うにはカスタムメニュー「C2.11」の変更が必要です。

 

 

KP設定画面

 

 

デフォルト設定の「撮影間隔」を「撮影待機時間」に変更します。

 

 

KP設定画面

 

 

すると…撮影間隔の項目が撮影待機時間に変更されます。

 

 

KP設定画面

 

これもKPやK-70の取扱説明書には明記されていませんが、INFOボタンを押して詳細設定の画面に移行すると待機時間から「最短」が選択できるようになります。

 

 

KP設定画面

 

 

これを発見した時は「ビバッ!PENTAX!!」と叫びたくなりました。
流石、日本国内初の一眼レフ開発メーカー!かゆい所に手が届きます。

 

 

カスタムメニューで変更した場合のインターバル合成の動作

 

 

これまで手動で調整していた撮影間隔秒数(この図では2秒)を、カメラの方で最短の間隔で調整してくれるようになるため露光時間を普通に設定するだけで撮影できるようになります。

 

最近ではPENTAX一眼以外にもカメラ内比較明合成機能で星の軌跡写真を撮影できるデジタルカメラが増えてきています。
APS-Cサイズのセンサーを搭載したリコーGRシリーズ、オリンパス、キャノンなどのコンデジでも比較明合成ができます。

 

 

キヤノン:先進の星空モード

 

 

 

撮影後の合成処理などに手間がかかっていた軌跡写真も比較明合成に対応するカメラであれば簡単に撮影できます。
星の動きによって綺麗な軌跡をえがく光跡を撮影できた時は宇宙の神秘を感じて感動すること間違いなしだと思います。
ここに生きている”今”を実感できますよっ!

 

 

 

デジタルライフ・コンシェルジュ 柴田 光昇
パソコンじゅく高森教室(長野)
教室HP http://www.pasokonjuku.com/

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