- 吉田智司
海外旅行でスマホを使うには?
こんににちは、デジタルライフ・コンシェルジュの吉田智司です。
夏休み海外旅行に行く生徒さんから
「海外旅行でスマホはこのまま使えますか?」
と質問があり、調べてみたのでまとめてみました。
もちろん写真や動画を撮ったり保存してある音楽や本・雑誌はそのまま使えますが、ネットで調べたり翻訳機能を使ったり、地図を見たり、現地のレストランを予約したりするような場合は通信や通話を使うことになります。
何も気にせず海外にスマホを持っていくと自動更新や写真のバックアップ機能が働いて知らない間にスマホが通信をすることも。つながらないだけならまだいいですが、不幸にもローミングサービスが有効な場合、あとから高額な通信請求が来ることもありえます。
通信を一切使わないのであれば、少なくとも機内モード(飛行機マーク)をONにするようにしましょう。
しかし、せっかく便利なスマホですから海外で通信・通話できる使う方法をご紹介しましょう。
考えられる選択肢は4つあります。
契約してる通信会社のローミングサービスを使う
モバイルWi-Fi端末のレンタル
海外用SIMを国内で用意する
海外証SIMを現地に行ってから用意する
上から順に面倒がなく。下から順に割安な方法です。
順に説明します。
1.契約してる通信会社のローミングサービスを使う
ドコモ・au・ソフトバンクに申し込んで提携の海外の通信会社のサービスを利用できるようになります。格安SIMの会社も上記の3キャリアの回線を使っているので基本的には同じです。申し込むだけで使えるようになるので便利ですが、ちょっとした通信でも1日当たり約2,980円かかるので、あまりお勧めしません。
ただ、最近は「海外パケ・ホーダイ」(ドコモ)・「世界データ定額」(au)・「アメリカ放題」(ソフトバンク)などのサービスもあるので条件が合えば使えるサービスもあります。
2.モバイルWi-Fi端末のレンタル
海外で使えるモバイルWi-Fi端末をレンタルする方法。通話(電話)はできませんがLINE電話やIP電話アプリは使えます。またスマホ+iPadやスマホ+ノートPCなど複数の端末を使う場合にもお勧めです。
行き先や日数によって料金が変わるので比較サイトで事前に検討することをお勧めします。
3.海外用SIMを国内で用意する
電話の通話・通信を管理するSIMカード。これを海外で使えるものに入れ替えてしまえばスマホの全機能を海外でも使えるようになります。
ただし、注意点があります。
SIMフリー(もしくはSIMロック解除した)端末が必要
SIMカードのサイズが3種類あり、自分の端末のサイズを確認する
「通信のみ」「SMS+通信」「通話+SMS+通信」の3種類がある
SIMカードを挿し替えた後、開通の設定が必要。帰国後SIMカードを挿し替えた場合も元に戻す設定が必要
電話番号が変わる
キャリアメールが使えない(Gmail等を使う)
また次の点に考慮して選びます。
対応している国:周遊などのばあいは複数国対応SIMを
容量:長期旅行なら1GB~。短期間なら使った分だけの従量課金も
期間:24時間~30日間など
またアクティベーションが比較的簡単なZIP SIMもおすすめです。
「ZIP SIM 通話+SMS+データ通信1GB | Amazon」(アメリカ用)
4.海外証SIMを現地に行ってから用意する
「3」同様、SIMカードを海外先で現地調達する方法。コストが一番安い方法です。
(「3」の注意点も同じ)
当然SIMカードを挿し替えるまでは通信・通話は使えません。空港やスーパーマーケットなどで販売されていますが事前に調べておいた方が良いでしょう。
アメリカの例では料金は次の通りです。
AT&T:40 USD(約4,400円)/通話+SMS+データ8GB
Verizon Wireless:50 USD(約5,500円)/通話+SMS+データ15GB
T-Mobile:40 USD(約4,400円)/通話+SMS+データ10GB
レストランやアクティビティの予約などの国内通話も無料なので電話を利用する場合もお得です。
ただし、アクティベーションの手続きに時間がかかることもあるので事前に情報を集めておいた方が良いでしょう。
以下にまとめました。海外旅行に行かれる方はぜひ参考にしてみてください。
デジタルライフ・コンシェルジュ 吉田智司 パソコン塾三郷教室(埼玉) HP:https://www.misatokyousitu.com/
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