USB端子は挿す場所で転送速度が異なる
こんにちは、パソプラ編集部です。
パソコンにある四角形の差込口のUSB端子。
パソコンと周辺機器を接続するための規格です。
マウス・キーボード・プリンター・スキャナーなどの入出力機器、外付けハードディスクやUSBメモリーなどの外部記憶メディアなどいろいろなものが接続できます。
一口にUSBと言っても現在使われているUSBの規格にはいくつかの種類があります。
USB Type-A:パソコンに接続する一番普及しているUSBコネクターです。一般的なUSBケーブルはパソコン側にType-A、周辺機器側にType-Bが使われています。データの転送速度の規格の違い(形状は同じ)でUSB2.0とUSB3.0があります。
USB Type-C:新しい規格であるUSB 3.1で制定されたUSBコネクターです。アップルのMacBookや最新ノートパソコンに採用されているほか、Androidスマートフォンでも採用され始めています。転送速度が速く、どちらの向きでも挿せるのが特徴です。
Mini-USB Type-B:デジタルカメラなどの接続に使われている、USBコネクターのミニバージョンです。ndroidスマートフォンで普及しましたがType-Cへの切替えがすすんでいます。
外付けハードディスクやUSBメモリーなどの外部記憶メディアを使う場合、パソコン側の挿す場所によってデータの転送速度が異なるので注意が必要です。
黒い端子と青い端子がある場合、黒い端子がUSB2.0と言う規格で最大転送速度が480 Mbps(60MB/s)、青い端子がUSB3.0と言う規格で最大転送速度が4Gbps(500MB/s)です。
どちらも問題なく動作しますが、データをコピーする場合、青い端子の方が速く転送されます。デジカメで撮ったムービーや写真など容量の大きなものはかなりの差になります。
全く同じ外付けドライブの4GBのデータをパソコンに転送してみました。
青い端子のUSB3.0に接続しコピーしたところ20%転送で残り時間は約45秒
黒い端子のUSB2.0に接続しコピーしたところ20%転送で残り時間は約2分45秒でした。
マウスなどの周辺機器はUSB2.0でも問題ありませんが、外付けメディアはUSB3.0を使うようにすると使い勝手が良くなります。
また、最近ではUSB3.0でも「青くない端子」のものがあります。
よく見ると「SS(スーパースピード)」マークがついている端子があります。
このマークがUSB3.0ですから、こちらを使えば大丈夫です。
上手に使い分けてくださいね。
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