- 吉田智司
新型コロナウイルス接触確認アプリ
こんにちは、デジタルライフ・コンシェルジュの吉田智司です。
都道府県をまたぐ移動の自粛が全国で緩和された昨日、「新型コロナウイルス接触確認アプリ」が昨日公開されました。

このアプリの目的は、新型コロナウイルスに感染した人と濃厚接触した疑いがある場合に、プライバシーに配慮したかたちで通知を受けられ、感染拡大を防止する目的で作られました。
4月10日、iPhoneのApple社とAndroidのGoogle社の「濃厚接触可能性を検出するOSレベルの機能を開発する」という発表を受け具体化されました。
また、その仕様には「接続できるのは各国の保健当局」に制限され、アプリの数も「1国で1アプリ」と決められています。
このアプリの仕組みは
Bluetoothを使ってアプリを入れているスマホ同士が「1m以内に15分」を基準にそれぞれのスマホの識別コードを記録します。この時、プライバシー情報は記録されません。
何もなければその情報は14日で抹消されます。
アプリ使用者が新型コロナウイルスへの感染がわかったら、アプリ内の「陽性情報の登録」をすることで、14日以内に記録された識別コードの相手のスマホに通知が行きます。

つまり、このアプリを使うことでプライバシーを遵守したまま、完成経路の把握とクラスター
対策ができることになります。
アプリは誰でも無料で使うことができます。

実際にインストールしてみましたが、ユーザー登録や権限のリクエストもなく、プライバシー情報を登録することはありませんでした。
起動するとアプリの説明の後に「プライバシーについて」が表示され下へスクロールして「次へ」
「利用規約」が表示されるので確認して「規約に同意して次へ」
「プライバシーポリシー」が表示されるので「同意する」をタップします。

次にBluetooth通信を有効にします。接触を検知・記録するのに必要なので「有効にする」をタップして操作に従います。
通知も陽性者からの通知を受ける必要があるので「有効にする」をタップして操作に従います。
設定はこれだけです。「ホーム画面へ」をタップします。

ホーム画面は
「陽性者との接触を確認する」・・・陽性者が確認・登録した時点て通知が来ますが、いつでも過去14日以内の陽性者との接触の確認ができます。
「陽性情報の登録」・・・自分が陽性と診断されたときに登録します。匿名で通知されるので、感染拡大防止のためにも必ず登録しましょう。
「アプリを周りの人に知らせる」・・・このアプリは多くの人が使うことで成り立ちます。TwitterやInstagramなどSNSにてアプリを広めましょう。

このアプリは多くの人が使うほど有益性が高まります。
不特定多数の人と多く会話するような人ほど入れておいてほしいアプリです。
個人的になかなか難しいと感じるのは
・アプリを入れるだけではメリットが少ない
・そもそもアプリを入れるような意識の高い人はマスク・手洗いなどもともと感染リスクが低いと思われる
・陽性になった人が登録しないと通知が来ない(つまり感染経路が特定できない)
本当は、夜の街のお店やお客さんに名簿を強要するぐらいなら、このアプリを導入した方がよっぽどクラスター対策になりそうです。

デジタルライフ・コンシェルジュ 吉田智司
パソコン塾三郷教室(埼玉)