- 吉田智司
ウェブブラウザーの安全性比較
こんにちは、デジタルライフ・コンシェルジュの吉田智司です。
先日、某まとめサイトを見ていたら突然赤い画面が表示されました。
「偽のサイトにアクセスしょうとしています」という警告画面です。
これが表示される仕組みは
ウェブページに埋め込まれている「ネット広告」が原因であることが多いです。
ネット広告は表示されているウェブサイトとは別の仕組みで表示されていることがあります。そのためサイト管理者に悪意が無くてもネット広告経由で偽警告が表示されてしまうことがあります。
試しに再度ウェブページを開いてみると何事もなかったかの様に普通に表示されます。
赤い画面が突然表示されるとびっくりしますが、これは事前に防いでくれている証拠。
そのまま偽サイトが表示されると次の動画の様になります。
(音量に注意!アナウンスも聞いてみてください)
電話をかけるように誘導されます(フリーダイヤルで「050…」というのもツッコミどころですが)。
実際にかけるとオペレーターの指示で遠隔操作されて(偽の)修復作業に料金が請求されます。
また画面を閉じようと思っても普通には閉じられません。
閉じ方は
「スタート」メニューを右クリック「タスクマネージャー」クリックして表示
見ているブラウザ名をクリックして「タスクの終了」をクリックして閉じます。
ブラウザ別表示比較
せっかくなので、ブラウザ別にこの偽サイトのURLを表示させたら違いが出るか実験してみました。
以前にも似たようなことを記事しましたが新しいEdgeがリリースされる前でした。
●Google「Chrome」
利用率が一番高いブラウザ。実際に使っていて赤い画面が出たのもChromeでした。偽サイトの表示を防いでくれています。
●「Mozilla Firefox」(ファイヤーフォックス)
こちらもセキュリティには定評のあるブラウザです。赤い画面が表示され偽サイトがブロックされます。
● Internet Explorer
さすがにもう使っている人はいませんよね?
Microsoftのサポートも切れていて、セキュリティ面に不安があります。
実際に冒頭の動画もこのieで録画しました。危険です。
●Microsoft「Edge」(エッジ)
今年の3月にChromeベースにリニューアルされた「Edge」。
URLを打ち込んでみると一見保護しているように見えますが、表示されている電話番号はieと同じ。残念ながら偽サイトが表示されてしまいました。
結果として前回同様「Chorme」と「Firefox」がセキュリティ面で優位に立つようです。
ここからは私見ですが、おそらく使用率の高いブラウザほど偽サイトの情報共有が早く、対応が早いように思います。時間をおいてEdgeで再度アクセスしたら赤い画面で防いでいました。
Windows10は市販ソフト並みのウィルス対策がされています。
高価な市販ソフトを入れるより常時使うブラウザに気を使うことをお勧めします。
(同様にメールもGmailの方が安全です)。
どんなに高価なウイルス対策ソフトも、騙された使用者が操作してインストールしてしまうウイルスは防げません。
事前に表示されないことの方が重要です。
デジタルライフ・コンシェルジュ 吉田智司
パソコン塾三郷教室(埼玉)