ドコモ契約者の皆さま料金プランどうされますか?
~新料金プランの「ご相談」や「お申込みサポート」、お手伝いします~
デジタルライフ・コンシェルジュの増田直樹です。
この2月と3月、携帯各社の新料金についてご説明いたしました。
今回は、現在NTTドコモ契約者の皆さま向けに、改めてこの春以降の新料金プランを比較検討してみたいと思います。
2020年12月にドコモは記者会見を行い、今後の料金プランの考え方を、大きく以下の3種類に分け、展開していくと発表しています。
ドコモの3つの料金コンセプト

今後の料金戦略に関する発表会(2020/12/3)資料より
▼ショップ窓口を利用したい方向け、フルサポートの「プレミア」
1つめの「プレミア」は、従来からドコモショップ店頭で対面で取り扱ってきた料金プランです。具体的には「ギガライト」「ギガホ」にあたります。申込みや機種変更、プラン変更、万一のトラブル発生時の対応は原則、ショップ店頭で丁寧に対応してもらえます。またキャリアメール(@docomo.ne.jp)が使えますので、このメールアドレスを引き続き使用することが可能です。
ギガライト:データ通信が比較的小容量の方(月間1GB~7GB)向け →月額3,465円~6,765円(いずれも税込・セット割引なしの場合)
ギガホ:データ通信が使い放題のプラン →月額5,555円~7,205円(同上) これらの料金には、ショップ店員さんが対応する「人件費」やショップの「賃料」も含まれている価格と考えたほうがよさそうです。
▼オンライン対応のみ、中容量の「ニュー」
2つ目の「New」は、この3月26日開始の20GBプラン「ahamo」に当たります。
月間のデータ通信量は20GB(翌月への繰り越し無し)
月額料金は2,970円
キャリアメールの提供はなし
申し込みは「オンライン」のみ → 申し込みに関する問い合わせ、相談からその後のトラブルサポートもショップは一切対応せず、全て「専用アプリ」からとなります。
契約期間中の機種変更やスマホ設定、トラブル発生時も、まずは「専用アプリ」からの問い合わせとなります。
「ahamo」は、こんな方におススメです。
これまで最寄りの携帯ショップには、ほとんど世話になっていない。またこれからもあまり行くことはないと思う方。
自宅にWi-Fi環境がない方。あっても、屋外でこれまで以上に使いたい方。
屋外でも毎月10GB以上気兼ねなくデータ通信を使われる方。
キャリアメールは使わなくても大丈夫な方。
キャリアメールに変わってGmailなどのフリーメールが使える方。
屋外でも、毎月10GB以上のデータ通信や、SNS動画を気兼ねなく楽しんでみたい方。
このような方は、この機会に「ahamo」へのプラン変更を、前向きにご検討されてみても良いかと思います。
▼「エコノミー」は子会社(NTT Com)が提供する「超低廉」格安SIM?
今回「小容量」「超低廉な価格」とうたわれている「エコノミー」ですが、ドコモからは今のところ正式な発表はされていません。
一方で昨年12月下旬に総務省の有識者会議で、持ち株会社のNTT(日本電信電話株式会社)が、「2021年夏にもNTTコミュニケーションズ(以下NTTコム)をNTTドコモの子会社にする」ことを明らかにしました。
それゆえこの「エコノミー」は、この夏以降ドコモの子会社となるNTTコムの提供している「OCNモバイルONE」の「新プラン」のことを指すものと思われます。(もちろん、ドコモの電波を利用しています。)そして3月25日、この「OCNモバイルONE」が4月からの「新料金」を発表しました。

月間1GBプランで770円、3GBでも990円と1,000円弱からスマホを文字通り「超低廉」料金で使い続けることが可能です。また従来は専用アプリ(OCNでんわ)を使用して行っていた音声通話も、4月7日よりスマホに標準搭載の電話アプリからでも「30秒11円」と従来の半額の料金で利用可能です。完全かけ放題もプラス1,430円で利用可能です。
そしてこの「OCNモバイルONE」は、他の格安SIM(MVNO)と比べて、屋外でのデータ通信が時間帯を問わず比較的安定して行え、例えば平日の12時台でも安定してYouTube動画やビデオ通話が快適に利用できているとの評判です。
ただ、こちらも「ニュー」のahamo同様、契約やプラン変更、解約は原則オンライン手続きとなり、ショップでは対応していません。
「OCNモバイルONE」は、こんな方におススメです。
これまで最寄りの携帯ショップには、ほとんど世話になっていない。またこれからもあまり行くことはないと思う方。
小容量でいいので、とにかく安い金額でスマホを使いたい方。
キャリアメールは使わなくても大丈夫な方。(新たにOCNメールが付与)
キャリアメールに変わってGmailなどのフリーメールが使える方。
このような方は、この機会に「OCNモバイルONE」への「乗り換え」をご検討されてみても良いと思います。
ただこの原稿を書いている4月現在でドコモから「OCNモバイルONE」に「乗り換え」するときは、運営会社がドコモ→NTTコムとなるため、ドコモで「MNP転出」の手続きが必要となります。スマホ本体もこれまでドコモで使用していた機種を、引き続きご利用可能です。
▼まずはお手元の料金明細を見ながら料金プランの見直しを
このように、国内の携帯料金は今年2021年3月下旬以降、ドコモの「ahamo」が台風の目となり、大手各社も「より大容量で安価な新プラン」の発表し、ここ数年では最大規模の変革期を迎えている最中ともいえます。それゆえ多くのドコモ契約者にとっては、料金プランを見直すことにより、携帯料金がより安く使える選択肢が増えているのです。
皆さまも、まずはお手元の料金明細等で、現在契約中の料金プランをしっかりとご確認され、
携帯会社はドコモのままで、より安く、より容量の多いプランに「変更」してみる。
最寄りの携帯ショップでのサポートは無くてもよいと割り切れるのならば、思い切って「ahamo」「OCNモバイルONE」に切り替えてみる。
ドコモから他社への乗り換え(MNP)するときは極力、現行の携帯契約の「違約金」がかからない「更新月」(現在は3か月間)に合わせて行動する。
などのポイントをおさえ、まずは早目のご検討をされることをおすすめいたします。
これらスマホの料金プランや携帯会社乗り換えなどで、何かご相談などがあったら、ぜひお近くの「パソコープ」加盟のお教室をお訪ね、ご相談なさってみてください。
私の運営している教室「パソコムプラザ」でも、これらの「新料金プランのご相談・お申込サポート」がたいへんご好評いただいています。まずはご相談、お待ちしています。

デジタルライフ・コンシェルジュ 増田直樹
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