これからの時代を生き抜く最低限のスキル
デジタルライフ・コンシェルジュの小野薫です。
パソコンの不具合やお困りごとがあった時に、ご自宅に伺って解決し、笑顔になっていただくお手伝いをしています。
午前中の授業で、会員登録のお手伝いをしました。
「共済」「NHK」「メルカリ」「楽天」・・・
いろいろとお手伝いしているときに、ふと
「これらの登録って、もしかしたら今週の「新型コロナワクチン接種予約」の登録から予約までの流れと似ているのではないかな?」
と思いました。
テレビなどのマスコミはしきりに
「こんな難しい登録画面じゃだめだ!」
とか
「シニアには難しすぎるからパソコンからじゃなくて電話で予約が取れるようにしろ!」
などのシニアの意見をたくさん流しています。
「まてよ!」
今や、少子化の流れで現役世代に対してシニアの人口ボリュームは、完全に頭でっかちの状態になっています。
要するに、シニア一人一人の面倒を、マンツーマンで対応するのが困難な時代になってきつつあるのです。
だったらどうしたらよいのか。
「お互いに歩み寄ろうではありませんか。」
現役世代もシニアになるべく寄り添ってフォローする必要があるのはもちろんですが、シニアの方たちも、こうした会員登録などには少なくとも慣れておく必要があるのではないだろうか。
少しでも若い世代(シニアの方たちから見た子供や孫)の負担を減らそうとするのであれば、これからの時代に必要なスキルは少なくとも身に着けておきたいところ。
具体的には
スマホを使えるようにしよう
会員登録やアカウント登録したら、一覧表にしてすぐにわかるようにしておこう
QRコードで情報を集められるようにしておこう
デジタル化を否定せず、流れに乗る努力を惜しまないようにしよう
自分一人でアカウント登録ができるように、流れ(登録の仕組み)を知っておこう!
そのうえで、できないところを手伝ってもらうようにしないと、せっかくお手伝いしても全てがお手伝いした人に跳ね返ってしまいます。
例えば、せっかく会員登録を手伝ったとしても、内容をきちんと整理しておいてくれないと、利用する時にはそれを探すところから始めなければならなくなり、何倍も大変な作業になってしまいます。
登録には、メールアドレスが必要な場合がほとんどです。
メールアドレスがすぐに見れますか?
登録後は、折り返しメールの中に「本登録」に必要なリンクがありますよ。
会員IDがあった場合、その意味とは?
パスワードはそれぞれのアカウントごとに、ちゃんと整理していますか?
皆さんの周りに、こうしたことで苦労しているシニアの方がいらっしゃったら、ぜひ、こうしたことの大切さを伝えて欲しいです。
そしてこのことは、何もシニアの方を突き放しているのではなく、昔ほど現役世代には人的に余力がないことも理解していただかないとならないと感じるのです。
同時に、そのためのスキルアップのお手伝いが、私たちの仕事の使命だとも感じるのです。
デジタルライフ・コンシェルジュ 小野 薫
コンサポート大船/港南台教室(神奈川)
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